武蔵境の老舗中華料理店「丸善」が、2026年8月末を目処に閉店することが発表されました。
油そばと味噌チャーハンで知られ、長くこの街で親しまれてきたお店。
武蔵境の油そばを紹介するうえでは外せない存在だっただけに、閉店はとても残念です。
丸善が8月末を目処に閉店
丸善の公式Instagramで、8月末を目処に閉店することが発表されました。
お店によると、祖父の代から57年続いてきた丸善を閉店し、現在お店に立つお孫さんは独立に向けて準備を進めるとのこと。
また、祖母の敏子さんが2026年6月に亡くなられたことも報告されています。
亡くなる約1か月前まで入院しながらも、丸善に戻って仕事をすることを思い描いていたそうです。
長い間、家族で守り続けてきたお店だったことが伝わってきます。
武蔵境の油そばを語るうえで外せない店
丸善があるのは、油そば発祥の店のひとつとして知られる「珍々亭」のすぐ近く。
丸善もまた油そばが名物で、味噌チャーハンとのセットはお店を代表するメニューです。
ココサカイでも以前、「武蔵境の油そばまとめ」で丸善を紹介しました。
珍々亭とはまた違う、町中華らしい油そば。
そして油そばだけでなく、味噌チャーハンや餃子などをお腹いっぱい食べられる。
そんな丸善があることも、武蔵境の油そば文化のひとつだったように思います。
57年続いた店がなくなる寂しさ
新しいお店ができるのはうれしい一方で、長く街にあったお店がなくなるのはやはり寂しいものです。
特に丸善のように、何十年も同じ場所で営業してきた個人店は、単に「食事をする場所」というだけではありません。
黄色いテントに赤い「油そば」の文字。
店先に下がる赤い提灯。
あの店構えそのものが、境5丁目の日常の風景になっていました。
57年という年月を考えれば、学生のころに通っていた人が、何十年後かにまた食べに来ることもあったはず。
そうやって世代をまたいで残ってきたお店がなくなることを考えると、改めて残念に感じます。
8月17日から営業再開、8月末まで営業予定
丸善は8月17日から営業を再開。
在庫状況によって閉店日は前後する可能性がありますが、8月いっぱいまで営業する予定とのことです。
残された期間はあとわずか。
「昔よく食べていた」という方も、「気になっていたけれどまだ行ったことがない」という方も、最後に丸善の油そばを食べに行ってみてはいかがでしょうか。
そして少し気になるのが、公式Instagramに書かれていた「孫の私は独立に向けて準備を進める」という言葉。
丸善というお店はいったん57年の歴史に幕を下ろしますが、その味や思いが、また別の形でこの先につながっていくのかもしれません。
長い間、武蔵境で営業を続けてきた丸善。
本当にお疲れさまでした。
閉店まで残りわずかですが、最後まで多くの人で賑わうことを願っています。
丸善 店舗情報
店名:丸善
住所:東京都武蔵野市境5-17-12
アクセス:武蔵境駅から徒歩約17分
電話番号:0422-52-1341
閉店予定:2026年8月末を目処
※在庫状況などにより前後する可能性があります。



